宇宙でも人は人。至高の名作~プラネテス(PLANETES)~

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宇宙。 科学がこれだけ発達した現代においても、未知の領域があまりにも多いそれは、恐怖とロマンを秘めている。だからこそ、宇宙をテーマにした映画やアニメが世の中にはたくさんある。アルマゲドン。スターウォーズ。ガンダム。宇宙兄弟。これから公開されるオデッセイも宇宙での孤独がテーマの作品だ。

しかし、これらの作品には一つ特徴がある。 そう、真のテーマは「人」であることだ。

家族との絆。恋人や仲間への想い。国への忠誠。 舞台がどれだけ広大になろうとも、物語の中心に人がいる限り、それは我々の生活の相似でしかない。
そして、まさに宇宙がテーマだけれども、今の世界に生きる我々に問いかけてくるような作品がある。
2003~2004年にNHKで放送された、幸村誠の漫画を原作としたアニメ「プラネテス」だ。

時代は2070年代。人類は宇宙開発を進め、月面でのヘリウム3の採掘など、資源開発が商業規模で行われている。火星には実験居住施設もあり、木星・土星への有人探査計画も進んでいる。毎日、地上と宇宙とを結ぶ高々度旅客機は軌道上と宇宙とを往復し、宇宙ステーションや月面には多くの人たちが生活し、様々な仕事をしている。しかし、長い宇宙開発の歴史の影で生まれたスペースデブリ(宇宙空間のゴミ。廃棄された人工衛星や、ロケットの残骸など)は軌道上にあふれ、実際にたびたび旅客機と衝突事故を起こすなど、社会問題となっていた。また、地上の貧困・紛争問題は未解決のままで、宇宙開発の恩恵は、先進各国の独占状態にある。このため貧困による僻みや思想的な理由付けによるテロの問題も、また未解決である。

Wikipediaより

宇宙が舞台の企業群像劇

プラネテスは、宇宙のごみであるスペースデブリを回収する企業のとあるチームの中で話が進んでいく。宇宙の危険を排除するという仕事の中で、彼ら一人一人の人生が掘り下げられていく、「企業群像劇」なのだ。帰って来れる保証のない前人未踏のプロジェクトへの挑戦。事故で恋人を亡くした男のトラウマ。「宇宙」で死ぬことを決めた宇宙飛行士と残された家族。仕事の中で夢や誇り、ときには深い悲しみを経験していく彼らの様には大いなるドラマがある。

とにかく、下の動画を見てほしい。これだけで十分かもしれない。これを見てもらえれば、この記事の目的は終わる。

ちょっと、キービジュアルも紹介しよう。もう、これを見ただけで面白そうと思えないだろうか?

そこらへんにある萌えアニメとは一線と言わず五線ほど画しているだろう。

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出典:pds.exblog.jp

 

新人類、南北問題。社会的なテーマ設定

この作品では宇宙を舞台に、れっきとした南北問題が描かれている。どんどんと進んでいく宇宙開発は主に北半球の先進国によるもので、発展途上国は宇宙の利権を享受できず、宇宙開発に対してネガティブな感情を持っている。母国のために先進国の宇宙開発を止めようとするテロリストたちや、母国のために技術を先進国へ売り込む技術者。手段は違えど、国を愛する者たちの行動はストーリーの重要な要素となってくる。まさに、今の世界の舞台が宇宙に広がった。それだけのことなのだ。

個人的に印象的だったのは、まだ世界にしか数人しかいない月生まれ月育ちの人間「ルナリアン」の存在だ。

作中に出てくるルナリアンのノノは天真爛漫な少女。そんな彼女の夢は、地球の海で泳ぐこと。しかし、重力の小さい月で育った彼女は、地球に降り立つことはできない。このノノという少女は登場人物に大きな影響を与える。(本人に自覚はないが、彼女と関わった人物は気づきを得ることになる)

ノノの叶わない夢は、宇宙船を買うことを夢と言いつつ惰性で生きていた男に「夢とは何か」ということを考えさせるきっかけを。

「国を見たことがない」というノノのセリフは、母国のために先進国へ牙を向く男に「自分の行い」について考えさせることになる。

 

史上最高の茶番を見よ

しかし、人の物語であるということはやはり「愛の物語」であるのだ。

ヒロインの田名部愛は、まさに愛の権化だ。愛ですべてを語るが故に、少しうるさい印象もあるが、それを超越する愛の力でまわりに影響を与えていく。

そして、このアニメのエンディングは、私がもっとも好きなアニメのシーンといっても過言ではない。本当に、見事に、この作品は愛で締めくくられる。私はこのラストシーンを「史上最高の茶番」と言いたい。とても気持ちの良い予定調和が見れることだろう。

また、この作品の素晴らしいところは個々のキャラクターの思考と行動がとても腹に落ちるところだ。そして、演出。コードギアスのコンビ、谷口吾郎と大河内 一楼がなんとも卑怯な感動のカタルシスを起こさせてくれる。黒石ひとみの歌声なんかはまさに「コードギアス」を匂わせる。

つまり、何もかもが最高だ。上の動画を見て少しでも興味を持ったあなた。漫画でもアニメでもよいので、ぜひプラネテスの世界に浸ってほしい。

 

 

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One comment

  1. Estive a ver os subscritores e fico feliz por ter deixado de votar BE quando eles se tornaram o braço radical da social-democracia, e no PS quando eles enfiaram o socialismo na gaveta.Pedro Nunes Santos, Sérgio Sousa Pinto (o deputado embriagado) e João Galamba – deputados socretino – que alternativa apresentam quem aceitou o FMI de braços abertos?Que alternativa o &#dsi0;S2n8icali2ta” (entre aspas porque de sindicalismo ele entende pouco) como o Chora que ao lado do patrão lutam contra os trabalhadores e aprovam o banco de horas?Ou o Rui tavares…

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