ジブリの新境地~思い出のマーニー~

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アカデミー賞にノミネートされ、久々に聞いた名前、「思い出のマーニー」。個人的にすごく印象に残っている作品なので、昔思ったことを書いてみる。

「思い出のマーニー」は、札幌に住む、塞ぎこみがちな主人公、アンナが田舎の湿地の村での暮らしの中でマーニーという少女と出逢い、変わっていく作品だ。暖かみと悲しみと、白昼夢を見ているような感覚に浸らせてくれる。

一方で、ジブリの変化を感じた作品だった。

ジブリと言えばジブリだが、普通に「可愛さ」のあるキャラクターデザインもさることながら、一番これまでのジブリ作品と違いを感じたのは、キャラクターの心の声だった。

持論だけども、ジブリの映画は心の声で心理描写をすることはとても少ない。というか、下手をすると見たことがない。
宮崎駿は「アニメはこどものためにつくる」という人なので、キャラクターの内面の深い描写や、本音と建前から出てくる人間味みたいな、大人でないと楽しめないものは入れてこなかったのだと思う。

だからこそ、冒頭から「この世は不思議な輪でできている(うろ覚え)…」のような、主人公の心の声の語りから入ってきたのには驚いた。もはや、深夜アニメの導入としても使えそうな入りだ。

今までのジブリなら、表情と行動でそのキャラクターの心理がだいたい分かった。だから、主人公の行動の根拠を補足するような心の声は必要なかった。裏を返すと、それだけでは表現できない題材が思い出のマーニーだったのかもしれない。

題材が題材だけに、物語の一番の見所を楽しむためには子供では難しいと思う。ただし、大人としては「あれが伏線か!」と、後で楽しめる。ジブリなのに結構頭を使う、でもジブリっちゃジブリ。今までにない新鮮さがある。

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